KIRARI MACHINOHITO

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【音楽】 平尾 卓志・美季(ひらおたかし・みき)

今回は近江八幡市日杉町にお住まいの、アコスティック・サウンド・ユニット『ほっとらいん』の平尾 卓志・美季さんご夫婦をご紹介します。
平尾さんご夫婦はずいぶん長い間、フォークソング中心に活動されています。そのスタイルはギターとリコーダーで奏でる、いたってシンプルなものです。

今から10年前に、卓志さんが学生時代から毎年通っている八ヶ岳のペンションで、「木でできたオカリナ」と呼ばれるハンガリーの民族楽器、コカリナとの出会われました。その素朴でピュアな音色に感動され、さっそく『ほっとらいん』の音楽に取り入れられました。そして更に、なんとなく見ていた近江八幡市の広報誌の紙面にあった、ヨシ笛アンサンブル募集の記事が目に留まり、「これ面白そう」と参加され、自然素材でできたヨシ笛にも大変魅かれられたそうです。その頃から活動スタイルが、ギターは卓志さんが、コカリナとヨシ笛は美季さんが担当と、ご夫婦2人で演奏する現在のものに変わったそうです。ちなみに、ヨシ笛は琵琶湖に生息する葦を使ったもので、菊井了(きくいさとる)さんの考案とのこと。

 

 

ライブ活動は大半が、屋外など音楽ホール以外で行われます。自然素材を使った楽器の音色が、屋外で演奏することで空気を含んだようにしっとりとした音の魅力が生まれるからだそうです。ですから観客も、自然に育まれながらやさしい音色にすっかり魅了されてしまいます。『ほっとらいん』のファンの輪もどんどん広がって、県内外を問わず年間140回ものコンサートを行なうほどの活躍ぶりです。今回、取材に訪れた場所は、近江八幡市内にある”じゅらく”という居酒屋さん。平尾さんご夫婦は事在るごとにここでお酒を楽しみ、お客様のリクエストに応えて演奏されています。今回も勿論、演奏してもらったわけですが、何と!!!お客様がバイオリンで飛び入り参加されました。ヨシ笛、ギターとバイオリンが奏でるクラッシックをあぐらをかいてお酒を飲みながら聞かせてもらえる。何ともアカデミックな酒宴を体験させてもらいました。

 

 

平尾さんのお仕事はサラリーマンで、あくまでも音楽は趣味だそうです。「音楽を仕事にしてしまったら、収入や利益などお金のことを考えなければいけない。気楽にやりたいんです」と、平尾さんご夫婦はおっしゃいます。「音楽は、音を楽しむもの。自分たちが楽しく演奏しなければ、聴き手にも楽しさは伝わらない」と…。自分たちでコンサートを企画することはなく、お声がかかれば用意された会場へと機材を持って向かうだけ。「交通費さえいただければ、どこへでも行きますよ」と卓志さん。「夢? あまり背伸びせず、できる範囲のことを夫婦ふたりでのんびりと長く続けたいですね」と笑顔でお答えくださいました。平尾さんご夫妻とお客さんが一体となる、アットホームなコンサート。心を癒やされるひととき。好きなことをずっと続けるおふたりの熱い想いが、やさしい音色と共に伝わってきました。

 

今回はこの『ほっとらいん』のCDを5名の方にプレゼントいたします。

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