KIRARI MACHINOHITO

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【トールペイント】 椎 悦子(しい えつこ)

今回は東近江市佐野町(能登川)にお住まいの椎悦子さんをご紹介します。

椎さんのトールペイントとの出会いは20年程前。当時はめずらしかったトールペイントが、ある雑誌に紹介されていました。さっそくお住まいに近い(当時は千葉に住まれていた)教室を探され、トールペイントを体験されました。
現在のお住いに移られてからも、トールペイントに魅了された椎さんの創作活動は続きます。今では100 点以上の作品を作られたそうです。すごい!!

 

「やりたい人がいるから教えて欲しい」と知人や友人からの声が上がり、地元の公民館の講座で教えることになりました。それならということで、自宅に4~5人が集まって、お友達感覚で教える教室を開かれたそうです。

なんと!!それからもう15年もDear Friend s(ディアー・フレンズ)という教室を運営されています。

 

トールペイントとはフランス語の「ブリキ」を意味するトール と英語の「装飾的」という ディコラティブ の造語で、30年前にアメリカで作られた言葉です。北・中部ヨーロッパ各地の農民が作った伝統的なフォークアートで、特に有名な技法にはアセンデルフト(オランダ)、バウエルン・マーレラーイ(ドイツ)、ローズマリング(ノルウェー)、ジョストロボ(ロシア)などがあり、家具や自宅、教会の装飾として描かれました。その後、ヨーロッパからの移民がアメリカへ伝え、アメリカンディコラティブアートがアメリカントールペイントとして誕生しました。椎さんは主にアメリカントールペイントを描いておられます。

教室では30才〜60才程度の女性ばかりが、わいわい、がやがやとおしゃべりしながら自分の作品を制作されています。根気のいる作業ですから、適度の息抜きや楽しみがなければできないのかも?作品完成前はわくわくした気持ちになって作業も楽しいけれど、それまでの作業は結構大変とか。自宅で1人きりでは、なかなかできない人が多いそうですよ。

だから、みんなと楽しく作りたいんですね。教室の雰囲気がよくなるはずです。生徒さんは口コミでどんどん増えます。1回毎のレッスンですから、自分のペースで学べる事も人気の一つですね。

 

 

トールペイントの制作過程を少し紹介しましょう。生徒さんは椎さんの作品の中から、自分が作りたいモノを選びます。完成をイメージする見本を見せながら、図案を木板に写し紙をはさんでなぞります。木板に移った線に指定された絵具を忠実に塗ります。簡単でしょ。根気があれば絵心がなくても、きれいなトールペイントの作品が完成します。トールペイントの魅力は、やっぱり「私にもできた!」と感激できる達成感。それと形や大きさが、毎回変えられることですかね。

 

椎さんは3年に1度作品の展示会を開催されていますが、より多くの人にトールペイントやナチュラルテイストの作品に親しんでもらうために、トールペイント教室と同じ Dear Friends の名前で、11月29日小物や雑貨のお店をオープンされます。ぜひ、また1度みなさんも気軽にお立寄りください。 営業時間は11時〜17時30分、定休日は毎週火曜日と第1・3日曜日です。

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