KIRARI MACHINOHITO

キラリ・まちの人

ふるさとに 
芸術・文化・伝統・風土を育む

【紙・玩具作家】 川村 高子(かわむら たかこ)

今回は、東近江市今在家町(旧湖東町)にお住まいの、粘土・木工細工やトールペイントと幅広い創作活躍をされている川村高子さんをご紹介します。 

商品販売に欠かせないポップアート。かつてポップアートを描く仕事をされていた川村さんは、今でも膨大な数の作品を写真で保存されています。拝見すると、「根っからモノを絵や形にする事が好きなんだ」って感じます。また余暇には、粘土細工で可愛い作品を作っておられたそうです。

 

結婚されてからは、家事の合間に子供のためにと、木工細工で積木作りに取組まれる川村さん。積木作りが高じて、17年程前からトールペイントも手掛けられるようになりました。「身の回りに木片がたくさんあったから、それらを使うことを考えただけ。もし大工と結婚していなかったら、粘土の作品しか作らなかったでしょうね」と川村さんは笑って話されます。アトリエにはトールペイント、粘土、木工、カントリードール、パッチワークと、所狭しと作品が並べられてあります。粘土細工の花束は制作期間3ヶ月と大作ですが、「粘土細工はテレビを見ながらとか、子供と話をしながら作業できるから、意外に楽に作れるんですよ」と。「それに比べてトールペイントは集中して作業をしますから、2時間程度しか作業はできないんですよ」と言われます。それだけに、風景などの描かれた一点物の大作は、「その時々の思い出が蘇ってくるから」と手放せないとのこと。趣味で始められた作家さんは、どなたも同じ様な事を言われますね。

 

活動的な川村さんは創作活動のみにとどまる事はありません。「家族は私以外はみな男。だから女性が茶話会の様な感じて集まれるものが欲しかったの」と、トールペイントサークルの開設動機を話されます。1月に3~4回開かれているサークルは、早いものでもう15年になります。形紙とスポンジで板に色を付けていくステンシルの手法なら、誰でも簡単に作品ができます。「自分の作品ができて、女の子達が喜んでいる姿を見ているのがとても嬉しい」と話されます。また、子育てや介護を終えたベテランの主婦が、何か趣味を…と7年前からトールペイントを始められ、今では3回で1作品を完成される腕前になっておられます。「サークルで色々な話をしていると楽しいし、主婦としての勉強にもなるんです」「楽しみながら人の輪が広まる場所にサークルがなれば最高」と楽しそうに話されます。

 

川村さんの創作仲間4人が、自分達の作品を販売するお店もされています。毎月第一日曜日だけオープンする”きっころ”では、たくさん作れて、可愛くて、シンプルな作品を販売されています。女性にはたまらない、多種多様な作品が並んでいますから、是非一度、覗いて見て下さい。

Contact

お問合せ

■ 法人のお客様はこちら

0120-072-834

月〜金 9:00-18:00 定休:土日祝

■ 個人のお客様はこちら

0120-15-4939

9:00-18:00