KIRARI MACHINOHITO

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【和太鼓演奏者】 大橋 政則(おおはし まさのり)

今回は東近江市猪子町(旧能登川)にお住いの、和太鼓演奏者の大橋政則さんをご紹介します。

昔から太鼓が好きで、叩きたくてしょうがなかった大橋さんは、50才から和太鼓を始められました。
「祭りに太鼓はつき物。春や秋の祭りには太鼓や鐘の音が鳴り響くんやけど、当時は氏子じゃないと祭りに参加できなかったんで、私は叩けなかったんですよ」と大橋さん。氏子の若者や子供が減ってきた時に参加できるようになったなんて…、嬉しいようでちょっと寂しい気がしますね。

 

この頃、15年位前から能登川だるま太鼓や水車太鼓など、地域の太鼓演奏活動が盛んになったそうです。大橋さんは江戸時代から皮革産業が栄え、県下で杉本家、正木家の2軒が技術の伝承を続けている、太鼓の里山川原にある和太鼓『鼓都・ECHIGAWA』に所属し、太鼓の演奏に励んでおられます。
「13年目になるかなぁ。愛荘町文化協会にも入って、太鼓の演奏を色々なところで発表させてもらっています」と話されます。

 

5年前の能登川ゑ比寿講の時に、余興でちんどん屋『こうあん一座』に来てもらった時に、同級生の女性がおられたそうです。
その出会いがきっかけとなり、ちんどん屋『こうあん一座』で太鼓を叩かれる様になりました。「見た瞬間にやりたい!!!とちんどん屋に取り付かれたんですよ」と話されます。

 

三井寺の千団子祭や関蝉丸神社の芸能祭り、県下各地の老人介護施設や障碍者施設への慰問など、年間10ヶ所以上の場所でちんどん屋のボランティア活動をされています。
昨年から大橋さんの働きかけで、能登川駅前で始まった『駅前チンドン夏祭り』。

 

「昔の賑わいを知ってる僕らにとって、昨年のチンドン夏祭りの盛況ぶりは本当に嬉しかったんです。
こんな事をきっかけに街が元気になってくれたらいいと願っているんです」と大橋さんは話されます。2年目を迎えた『駅前チンドン夏祭り』、今年も盛況となることでしよう。

 

ちんどん屋は県内では彦根に3人ほどおられるだけで、どんどんと減る一方ですが、草津でちんど屋塾が開催されたり、大橋さんが中心となって旧湖東町地域で、ちんどん屋の指導をされています。
ちんどん屋の醍醐味をお尋ねすると「非日常を楽しむというか、陽気に我を忘れて打ち込めることですかね。
もちろん、皆さんに楽しんでもらえることもありますけどね」と笑われます。

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