KIRARI MACHINOHITO

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【写真家】青木 宏樹(あおき ひろき)

 今回は愛知郡愛荘町市にお住いの、写真家青木宏樹さんをご紹介します。 今年で81歳の青木さん。写真を始められたのは二度目の定年後しばらくして、73才の時に友人の勧めがきっかけでした。負けん気の強い青木さんは「どうせやるなら展覧会で入賞したい」と、初めから写真家の先生に師事されました。そして全日本写真連盟滋賀本部に入会され、愛好家同士の交流で情報収集すると共に、作品出展の機会を作られます。青木さんが狙われる被写体は自然の風景と人物。躍動感あふれる、動いているモノを撮りたいそうです。商業美術のポスターデザインが好きだったこともあって、写真の構図に青木さんはこだわられます。絵になる写真を撮るためによく朝一番に窓を開けて空を見て、理想の色が出ていたら一目散に撮影ポイントに向かわれます。「綺麗だけではダメ。白、赤、黒のバランスやスピード感がいるんです。準備を十分にして、構想を描いてチャンスを待つ。一度に1000枚もの写真を撮って、その中から100枚、そして1~2枚になるまで厳選するんです。見る人へのインパクトのある写真が欲しいからね」と話されます。

滋賀県写真展をはじめ、彦根市や東近江市美術展などで入賞もありますが、受賞の機会を逃すこともあります。そんな時は、持ち前のなにくそ魂で再び立ち向かわれます。2021年は守山市・草津市・東近江市美術展などで5つの特選を受賞されました。「昨年は悔しい思いをしたけれど、今年は気持ちエエです。目標があれば人は成長するんです。これが生きる力につながるのですね」と笑われます。これからも人の心に残る、インパクトのある写真で、たくさんの入賞を勝ち取られることでしょう。青木さんの目標実現は、これだけではありません。多彩な趣味に地域ボランティアと、人と関わり喜んでもらおうと超積極的に行動されます。なかでも一度目の定年後、61歳から始められた水泳では、初めは25mがやっとだった泳ぎが、5年後65歳で、当時、毎年彦根で開催の4人一組で泳ぐ「8時間耐久水泳駅伝」に初参加、2時間で5.100m泳ぐ快挙を達成されました。現在も一回1.200m泳ぐ練習を月に10回プールに通われ、精神力と体力づくりに励んでおられます。将来の夢は90歳で1.500m泳ぎ、日本記録に挑戦することだそうです。「介護や医療に回すお金を健康のために前もって投資しているのです」と笑われる青木さんですが、本当にすごい精神力ですよね。いつ頃からか毎週の行動計画を作られ、いつでも自分がどこにいるのか、何をしているのか解る様に自宅に張り出されているとか。「健康にこだわり、100歳まで生きる人生設計をしています。自分の生き方が健康長寿のお役に立てばと思い本を書くため、細かくスケジュールを記録しているんですよ」と話されます。多彩な趣味と大きな夢に向かって、とてもアグレッシブな毎日を送っておられ、お話をお聞きするだけで驚きの連続です。これからも素敵な笑顔で、周りの皆さんを喜ばしてあげて下さいね。益々のご活躍をお祈りします。

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