KIRARI MACHINOHITO

キラリ・まちの人

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【作家】 河村 智(かわむら とも)

今回は東近江市伊庭町(旧能登川町)にお住いの、消しゴム判子作家河村智さんをご紹介します。

京都生まれの河村さんは、お祖父様が京友禅のロウケツ染め作家で、お父様は西陣織の帯のデザインをされているという、匠の技の家系で育たれました。絵を描いたり、陶芸教室を開いたり多彩な活動をされるお父様のもとで、小さい頃から画材が身の周りにたくさんある中で暮らされましたから、絵を描いたり物を作ったりと、図工や手芸が好きな女の子。その反面、トレーニングやスポーツなど体を動かすことも大好きなオテンバさんでした。

 

今から6年前、友達に勧められて消しゴム判子を初めて作られました。「私が手先が器用だと思っていた友達に、消しゴム判子を作ってくれとお願いされたんです。妊娠中で時間も十分あったんで、やってみることにしました。

 

最初は友人やその子供にプレゼントとして渡していたのですが、3年前に友達が「これ売れるかも」と言われ、ネット販売を始められました。その時に「素人の仕事では失礼だ」と考えられ、消しゴム判子の教室に5ヶ月間通われ、彫り方中心に学ぶ初級アドバイザーの資格を取得されました。

 

やっぱり仕事ですからね、取組み姿勢が素晴らしいですね。昼間もフルタイムで仕事をされ、家事と育児をされる河村さん。消しゴム判子の制作はどうされているのでしょう。「休日に2~3時間、できる曜日に1時間、作ることは苦になりませんから、この時間内で彫ってます。一つ完成まで、数分から半日で出来ますから、注文から10~12日で発送しています」と笑われます。すごいスピードです、これは…。河村さんの消しゴム判子は、手作り作品販売サイト(minne)で販売されています。商圏は全国、買い手の95%は女性だとか。売れ筋は年賀状用、子供のネーム用(服や用具に押される)、子供の好きなオリジナルキャラクターや絵など、ママの感性に響く子育て対応グッス用ですね。ネット販売は予想以上に好調とか。SNSやYouTube など、インターネットは様々なビジネスチャンスの可能性を秘めていますね。

 

河村さんの探究心は更に燃え上がります。「妊娠していた頃の私の様に、時間はあるけど趣味のない人達に、モノ作りの楽しさを教えてあげたいんです。難しいんじゃないか、出来ないんじゃないか、どこで教えてくれるのと尻込みしている人って、たくさんいるんじゃないかと思うんです。やってみたら意外に簡単なんですから」と話されます。消しゴム判子も楽しいけれど、もっと簡単に楽しくできるモノを探されます。そんな時、昔の同僚がビーズジュエリーの協会を立ち上げたので、2017年の夏にその門をたたかれました。「これがやったらメッチャ面白くって。もっとしたいと思って二ヶ月間京都に通い、ビーズジュエリーを教える資格を取りました」と笑われます。これからは時間の可能な範囲で、楽しく面白く皆さんに教えられたらいいなと考えられています。当社のモデルハウスFacede でも、ビーズジュエリー教室をしてもらいますので、皆さんもご都合があえば体験して下さいね

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