KIRARI MACHINOHITO

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【フラワーデザイナー】 藤木 香奈(ふじき かな)

今回は東近江市垣見町(旧能登川町)にお住まいのフラワーデザイナー、藤木香奈さんをご紹介します。 

華道やフラワーアレンジメントを教えておられるお母さんの影響もあって、興味のあった華道を大学生の頃に学びたい、と思ったのがフラワーデザインの道に進むきっかけとなりました。

 

「華道よりも、フラワーデザインをやってみてはどうか」というお母さんの勧めで、藤沢市や神戸まで通い、日本を代表する先生方に学ばれました。「当時の仕事先が神戸だったこともあり、週6日は神戸に通っている日々もありましたが、環境やタイミング色々なことに恵まれて、集中してフラワーデザインを学ぶことができたと思います」と振返られます。

 

フラワーデザイナーとは植物を用いて、新たに構築・構成する人という様な意味合いで使われています。生花は勿論、特殊な加工をした植物(プリザーブド・フラワー)、造花(アーティフィシャル・フラワー)などが材料として使われます。また、フラワーデザインにもドイツ、オランダ、ブリティッシュ等のスタイル(理論・デザイン・センス)があり、藤木さんはドイツヨーロピアンを学ばれました。

 

現在の日本では、それぞれのスタイルと和が融合した独自のスタイルが広がっています。1967年に設立された公益社団法人日本フラワーデザイナー協会は、フラワーデザインの普及・広報活動とデザイナーの育成、資格認定をしています。フラワーデザイナーとして活動するためには、ここで実施される3~1級の資格を取得しなければならないのです。

 

藤木さんはフラワーデザインを学ぶかたわら、フランス料理の学校でも学ばれておられ、パティシエとして学校に勤めていた経験もあるそうです。「学校で学び始めたばかりのある日、フルーツタルトのデコレーションについて、フランス人シェフから立体感の無さを指摘されました。 立体の組み立て方、色、香り、質感や雰囲気作りに至るまで、様々な要素を合わせて一つの作品を作り出すという考えは、お花の作品を作ることにつながっていると思います」と話されます。また現在でも、池坊いけばなを学ばれて「変わらない中に、新しい移り変わりを出す。海外のモノだけでなく、和の要素が根底にあることが、自分のスタイルづくりには大事なんです」と、学びに終わりなしを実践されています。毎年3~400点の出展作で開催される、日本フラワーデザイン大賞。2011年京都大会のブライダル・ブーケ部門で、『つむぎ』と名付けられた藤木さんの作品が見事1位になりました。「作りたいと思うものを作りたい。それが今のスタイルに合っているか確かめたい」と思う気持ちとポリシーが認められた瞬間でした。翌年も入賞し、少し満足されている藤木さんですが、「今こそ新しいものを取入れて学ぶ時期」と創作活動に熱が入ります。

 

Kanna Peche( カナペッシュ)と名付けた、花のアトリエ&スクールを主催される藤木さん。多くの人にフラワーデザインを楽しんでもらおうと、能登川、八日市、近江八幡でレッスンをされています。お花の好きな人や綺麗な作品を作りたい人、プロを志す人が毎月2~3回、幅広いジャンルで学ばれています。

 

そして何より、藤木さんがデザインされたフラワーギフトやコサージュ、ウェディングブーケのオーダー販売をされていて、繊細で大胆な作品を購入することが出来るんです。オーダーの際に藤木さんは、プレゼントの相手のイメージ、嗜好、目的等、出来るだけ細かく話を聞かれます。「希望通りの夢を叶えてくれると安心して依頼され、こんなモノが欲しかったと言われるものが作りたいんです」と話されます。一生に1回のブライダルを、KannaPeche で大切な思い出にしてみませんか。

 

Kanna Peche(カナペッシュ) 【営業時間】10時~18時【定休】月・火曜日
東近江市垣見町 0748-42-7557 http://www.eonet.ne.jp/~kannapeche/

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