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【バレエ教師】内藤 ひろみ(ないとう ひろみ)

 今回は東近江市八日市本町(旧八日市市))にお住いのバレエ教師、内藤ひろみさんをご紹介します。
幼少の頃、隣近所にあったバレエ教室を毎日見ては「やりたい」と憧れていた内藤さん。9才の時にTVアニメに触発され、お祖母さんに付添われ入学されました。「モダンダンス・モダンバレエを9年間教えてもらいました。体操や江州音頭など踊ることが大好きだったし、大阪や京都や大津、もちろん八日市でも発表会で年に4回ほど舞台に立てるんですから、もう楽しくて毎日練習に通いました。小学校の卒業文集にはバレエの先生になると書いたくらいですから」と笑われます。モダンダンス、陸上競技、機械体操、新体操と経験され、大学2年生の時に名古屋で『越智インターナショナルバレエ』の門下生となり、本格的にクラッシックバレエを始められました。新体操でも頭角を現された時でしたが、内藤さんのバレエへの思いは人一倍強いんでしょうね。

 

大学を卒業後も8年間名古屋にとどまり、ソ連(現ロシア)や東欧から来られる著名なバレエ指導者の厳しいレッスンに鍛えられ、同バレエ団のソリストとして国内外で活躍されます。
結婚を機に滋賀に戻られた内藤さん。翌年の夏にはご自分の教室『内藤ひろみバレエ研究所』を開設されます。妹さんの子供達など7名の生徒でのスタートでした。「バレエの魅力は、美しい舞台衣装、豪華な舞台装置、艶美を極める照明、そして美しい肉体。台詞のないバレエは、これらの魅力が引き出す総合芸術として世界中で通じるんです。海外ではバレエ関係の仕事を目指す選ばれた人しか学校に入れませんが、日本では「やってみたい」「好き」と思う趣味から始められるのですから。少しでも多くの人にバレエを体験して欲しいのです」と内藤さんは教室への思いを話されます。そんな内藤さんは指導の傍ら、1987年まで『越智インターナショナルバレエ』でソリストとして、や自身のバレエ団での公演で2000年までプリマとして踊り続けられました。しかし、同年9月に長年駆使した足が故障してしまい、とうとう手術をすることになります。「もう踊れないと思うと涙が出ましたが、これからはバレリーナの育成に徹しようと決意しました。ちょうどその時、エレーナ・レレンコワさんと出会い、縁あって昨年まで20年間生徒達にレッスンや振付けの指導をしてもらいました。私って何かあっても困らずに上手くいくの。何時もそうなんです」と笑われます。コロナ禍でレレンコワさんが来日できなくなってしまいましたが、また新しいラッキーが内藤さんに訪れるのでしょうね。

 

二人のお子さんもバレエを習われ、お嬢さんの優花さんは『内藤ひろみバレエ研究所』のプリマ、そして指導者として活躍されていますし、息子さんは音響の仕事に就かれ発表会のサポートもされています。少子化ですが、昔バレエをやっていた親御さんの子供達が幼児クラスに入学され、バレエを習う生徒さんも増えているとか。これからは優花さんにバレエ団を上手く引継げる様に、最強のサポーターとして親子でバレエを教えていきたいと夢を語られます。「これだ」と感じたら迷わず行動するという内藤さんは、海外でも通用するバレリーナの育成を目指し、これからもバレエの指導を続けられます。ご興味のある皆さんは是非、お気軽に見学や体験レッスンにお越し下さい。

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