KIRARI MACHINOHITO

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【タトゥー・アーティスト】鈴木 若奈 (すずき わかな)

 今回は東近江市佐生町(旧能登川町)でタトゥー・スタジオWALKA DOT DESIGN(ウォルカドット デザイン)を主宰されている鈴木若奈さんをご紹介します。
当社のすぐそばにあるWALKA DOT DESIGNさん。まずはお店の名前についてお尋ねすると「タトゥーは線や色の濃淡を点で表したものなので、点が歩くというという造語なんです」と説明して下さった鈴木さんは、2016年から生まれ育った能登川でタトゥー・スタジオを開業されました。高校生までは学校の先生になることを目指され、絵を描くことが好きで、陸上部の長距離ランナーとして淡々と走る、物静かで地味な勉強ばかりしている女の子だったそうです。大学に進学すると目に入るものすべてが新鮮で、パンクロックのバンド活動など一気にブレイクされます。タトゥーとの出会いもその頃で、友達が彫っていたことに興味を持たれました。
タトゥーへの思いが募り「どんな人(彫師)が、どんな場所で施術をするのだろう」といきなり興味本位で消えないタトゥーを入れられたそうです。ウォルカドット デザインさんのホームページには『タトゥーは一生消えません。また入浴施設・プールなどでの入場拒否など日常生活に支障をきたす可能性が有ります。 熟考の上、自己判断、自分の意志で入れることをお願い致します』と書いてありますが…。「私は後悔はしていませんが、やっぱり一生消えませんからしっかり考えてもらう必要があると思っています」と笑われます。即決の鈴木さんは大学卒業後、企業の就職内定を辞退して彫師の道に進まれます。「人がやっていないカッコいい仕事に憧れてましたし、何より自分の好きな絵が描けて、自分の作品が人の体に一生残るモノになる魅力に取りつかれました」と話されます。

タトゥーの施術に際しては、ネット上で世界中のタトゥー作品が見られますから、それを参考に相談される場合。また、モチーフとサイズを指定してお任せされる場合。鈴木さんの作品集の中から選んでもらう場合の3通りのオーダー方法があります。体のサイズを測り、どこに、どんなサイズで入れるのかを確認し、今までの作品の下絵や写真等を見てもらいながら、デザインの詳細を打合せされます。施術の日程を予約してもらい、下絵をお客様専用LINE又はお店で打合せをし、世界に一つだけのタトゥーを施術するという流れです。デザインは流行り廃りのない、シンプルで色が少ない和柄(日本風)か、アメリカントラディショナルが大半だとか。その内の60%はレタリングや梵字のワンポイントで、腰・胸・足首など見えない所に入れられるそうです。小さい物なら15分で完成します。一日の施術時間は最大4時間と決まっていますから、1回で終わ
らないサイズは何日通われるかですね。ちなみに、ウォルカドット デザインさんのお客様は70%が女性だそうですよ。女性彫師ならではですね。
一生勉強の終わりのない仕事と、日々精進される鈴木さん。一番の学びの場は、彫師さんと交流の場だとか。「飲食しながらの交流会では、厳しいお言葉を頂く事がありますが、それが励みになり、多くのヒントをもらえるありがたい時間なんです」と目を輝かされます。技術を高め、理想のアメリカントラディショナルを極め、オリジナルスタイルを残したいと今日も探求を続けられています。
タトゥーの施術以外にも、ウェルカムボードやTシャツのデザインも手掛けられ、独特の世界観のあるモノを提供されています。こちらの方も是非、お声掛け下さい。

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