KIRARI MACHINOHITO

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【ステージパフォーマー】 奥村 沙知(おくむら さち)

今回は彦根市原町にお住まいの、ステージパフォーマーの奥村沙知さんをご紹介します。「音楽を通して皆さんに元気や勇気を出してもらえる、ステージを見て笑顔で帰ってもらえる活動がしたい」と、踊りに太鼓にとステージパフォーマーを志した奥村さん。

20年前に浅井あっぱれ祭りで踊っていた、よさこいの踊りを見て「踊りたい」と思い、その翌週からよさこいチームに参加して踊っておられたそうです。その「よさこいが私の活動の原点」と話される奥村さん。10年後には、日本舞踊や太鼓の稽古までも始められました。お祖母ちゃん子だった奥村さんは、お祖母ちゃんが習っていた日本舞踊や銭太鼓を「楽しそう」と子供の頃に一緒に習われていたと言われますが、そんな事が今の活動につながっているのでしょうね。

 

5年前から歌に合わせて踊る、歌謡舞踊のユニットでメジャーデビューを果たされますが…、活動休止のまま、それぞれのソロ活動をされることとなり、歌謡舞踊の活動を現在も続けておられます。さらに「幅広い演奏がしたい」と思い続けておられていたある日、友達に誘われて太鼓の演奏会に行かれます。そこでは馴染みのある和太鼓の演奏ではなく、聞いたことのない新しいフレーズの曲をリズミカルに、形や大きさの違う3つの太鼓を一人で叩くグループの演奏でした。奥村さんにとってとても新鮮で魅力的な演奏を聞き「この太鼓が叩きたい」と、またも奥村さんの好奇心が沸き上がりました。

 

今度は2人の歌謡舞踊から4人の太鼓演奏ユニットとして、新しい境地でプロの演奏家としての挑戦が始まりました。演奏する曲を新たにメンバーが作り、演奏方法やパートを取決め、楽譜を見ながら太鼓を叩くという、和太鼓とは異なる演奏ですから、メンバー同士が一体となるためのコミュニケーション、意識、取組姿勢など、演奏以前にアイコンタクトやあうんの呼吸の関係づくりをしなければなりません。また趣味の域を脱し、仕事としてプロの太鼓演奏者を目指すのですから、演奏者としての大切さ、難しさ、厳しさを共有する必要もあります。まだまだ荒削りな演奏ですが、お客様の心をつかめる演奏を目指して、日夜稽古に励まれています。どんな演奏なのか、聴いてみたいですね。

 

最後に奥村さんの今後の活動についてお尋ねしました。「ちょっと話は大きくなるんですが、過ちを犯した若者の再チャレンジを応援したいと思っているんです。現在滋賀県は、犯罪者の再犯率が全国のワースト5位。その再犯率を「0」にしたいんですよ。
私のパフォーマンスが彼等の人生をやり直すきっかけになり、再チャレンジする元気と勇気を持ってもらえたらと、パフォーマーとしてのスキルアップにチャレンジし続けます」と満面の笑顔で話されました。ジャンルを超えたクロスオーバーなパフォーマーとして、皆さんの笑顔と喜びを与え続けて欲しいですね。今後のご活躍をお祈り致します。

 

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